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介護職の仕事内容は?給料など詳しく解説!

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介護職は、高齢者や障がいを持つ人々の支えとなる重要な役割を果たしています。
日常生活の支援から心のケアまで、彼らの生活の質を向上させるために尽力しています。
この記事では、介護職の仕事内容や給料について詳しく解説します。
介護職を目指す方や関心をお持ちの方にとって、役立つ情報が満載です。さあ、介護職の世界へ一緒に深く探ってみましょう。

介護職とは

「介護職」の具体的な仕事内容をひと言で言うなら、「介護保険サービスの担い手」です。
要介護者(日々の生活で、他者からの介助が必要な方)の、その人らしい暮らしを実現するために、
日常生活の援助するプロフェッショナルが、介護職。
厚生労働省によれば、2025年度末には約243万人の介護職が必要とされています(「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」2021年7月9日公表)。
需要が高い介護職は職業として注目されています。

身体介護

基本的に介護サービスは、身体介護と生活援助の2つがあります。
身体介護は、実際に利用者の身体に触れる介助のことです。
入浴、食事、排泄の介助が仕事です。
一方で、生活援助は掃除や洗濯などの家事や、買い物の代行などが仕事で、
食事の調理や配膳も含まれてきます。

コミュニケーション

利用者と会話をしたり、レクリエーションを通してコミュニケーションを図ったりすることも、
介護職員の仕事です。
利用者はレクリエーションを行うことで、健康の増進や利用者同士の関係が円滑になります。

業務日誌の作成、居室の掃除

介護職員は、24時間体制の交代勤務が非常に多いです。
情報共有のため、利用者のもとで実際におこなった業務日誌を作成する必要があります。
居室の掃除、用具の管理も仕事に入ります。
介護を必要とする人は自分で掃除をすることが難しく、
職員が環境整備して利用者の環境を清潔に保つことが必要です。

利用者や家族へのアドバイス

利用者やその家族と長時間関わることが多い介護職員は、勤務中に相談を受けることがあります。
その場合、適切なアドバイスを行うことも仕事内容のひとつです。

介護職の仕事内容は?

入浴介助

利用者さんの入浴を手助けする仕事です。
一般浴や機械浴、ストレッチャー浴など多様なものが存在します。
入浴ができない方には、清拭や部分浴などを行います。
入浴は転倒事故や体調悪化の危険性があります。
入浴前後にはバイタルチェックによって、体温や血圧、顔色などを確認し、
安全に入浴できるよう配慮します。

食事介助

自身で食事が不可能な利用者さんが食事を取れるように支えます。
普通食やきざみ食、ミキサー食など、利用者さんの状態に合わせた食事を提供するケアが必要となります。
食事の介助はパターンが様々で、誤嚥を防ぐことが重要です。
介助の仕方を一歩間違えると、利用者さんは「苦痛」と感じます。
介助者は細心の注意が必要です。

排泄介助

1人で排泄が難しい方を助ける仕事。
衛生面への配慮をして、利用者さんが自立して排泄ができるケアを行います。
排泄の方法には、トイレやポータブルトイレ、オムツなどがあり、
トイレへの誘導やおむつ交換など利用者さんの状態に合わせた介助が必須。
適切な声掛けと見守りが大切です。
この際信頼関係が重要です。
介護職に興味があっても、排泄介助に抵抗があるという人も多いですが、
排泄介助は介護職員には必須の仕事です。
排泄は欠かせない生理現象です。

介護職の仕事内容はきつい?

体力的にきつい

身体介護は力仕事。
1人で難しい場合、他のスタッフと協力すると良いです。
最近は介護ロボットなどを導入している施設があります。
夜勤を伴う勤務が体力的に厳しい場合は、日勤専従や、夜勤なしの職場で働く方法もあります。
人間関係に悩みを抱えやすい
介護現場では年代が幅広く、何かと衝突しやすいです。
職場の同僚以外にも、利用者やその家族との関係に悩む介護職は多いです。
多くの人と関わる介護職に就くならば、打ち解けるまでには時間がかかることも当然だという認識も重要です。

人手不足が深刻

介護業界は、長らく人材不足に悩まされ、1人当たりの業務量が多い介護施設もあります。
ただ、人材定着に向けて待遇改善や研修・教育に力を入れる施設も多くあり、
よく考慮して就業先を決定するとうまくいきやすいです。
現在介護職の離職傾向は下がり、
2015年の離職率 20.3%

2019年の離職率 18.2%
と減少しました。
(2020年調査)
各施設で介護職の処遇や職場環境が改善されてきたことが要因としてあります。

利用者の体調変化

利用者の体調変化には、迅速かつ的確な判断が求められます。
予測できにくい状況下で、精神的な負担を感じる人もいます。

将来の見通しが立てにくい

男女で悩みの中身に違いがあります。
男性の場合、介護士としての給料面やキャリアアップに対する不安が大きいようです。
女性だと、家庭と仕事の両立が難しいです。
2020年度の「介護労働実態調査」によると、介護関係の仕事を辞めた約25%の女性が「結婚・妊娠・出産・育児のため」と回答しています。
介護職員の処遇面、特に給料面は毎年上昇しており、以前までと比べて低賃金で働くというイメージは払拭されつつあります。
家庭と仕事の両立についても、産休・育休を取りやすくしたり、
復職支援を充実させたりと施設ごとに様々な施策を講じています。

介護職の給料は?

介護福祉士

介護福祉士の月収は全国平均で20万円~25万円前後。
年収では300万円~370万円前後です。
経験や年齢、勤務先の施設などで収入は変わり、大都市圏では月収30万円前後で募集している老人ホームもあります。
介護福祉士はニーズが高く、無資格と比べて収入相場が上がります。

介護職員初任者研修

「平成26年度 介護労働実態調査」で、平均月給は21万3,721円、日給14万8,570円、
時間給の人は9万4,053円となりました。
月収17万円~25万円程度、年収240万円~350万円程度が相場。
同じ資格でも月収ベースで8万円前後の差しか見られないです。

介護福祉士実務者研修

「平成26年度 介護労働実態調査」で、実務者研修修了者の平均月給は23万3,378円、
日給制の人だと16万2,980円、時間給の人は12万3,537円となりました。
月収は17万円~28万円程度、年収の相場は280万円から360万円前後となります。
介護福祉士や介護支援専門員より平均年収の幅が小さいです。

ケアマネジャー

ケアマネジャーの月収は20万円から40万円と幅があり、年収では30万円から480万円ほどです。
勤務先や本人の諸事情の影響が大きいです。
厚生労働省「平成29年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、月給・常勤の場合、
平均賃金は2017年9月には34万8,760円と、2016年9月の33万9,400円から1万円
ほどアップしています。

理学療法士

理学療法士の月収は34万円、年収は400万円前後が平均で、本人の個人的な状況により、
収入は大きく異なります。
厚生労働省「平成26年度 介護労働実態調査」
月給制の理学療法士は平均で約26.4万円、
日給制は約14.9万円
時間給は約11万円
となっています。

介護職に必要な資格

1.介護職員初任者研修

介護の基礎知識・スキルを証明する入門資格です。
初任者研修資格を取得していると採用時に有利で、給与の面で優遇されることもあります。
最短1か月という短期間で取得できるので、是非とも取得して欲しい資格です。

2.介護福祉士実務者研修

介護職員初任者研修の上位資格。
実務者研修を取得することによりサービス提供責任者として働くことができる他、
医療的ケアやたん吸引など実践的なスキルが身に付きます。

3.ケアマネジャー (介護支援専門員)

『ケアマネ』と一般に呼ばれる介護支援専門員は、介護保険制度に基づき、
介護が必要な方が介護サービスを利用するためのケアプランを作成します。
『介護におけるコーディネーター』と言えます。
仕事内容はケアプランの作成以外にも、介護サービス利用者が事業所に要望などを
直接言いづらい場合に、代弁して事業所に意見を伝えたりします。
専門性の高い資格です。

4.介護事務

介護事務の資格は、介護サービス施設や事業所などで活かすことができます。
介護事務の資格にはいくつか種類がありますが、大きな違いはほぼ無いです。
比較検討が必要でしょう。

5.介護福祉士(国家資格)

介護職では国家資格は介護福祉士だけです。
介護職では上位資格で、取得難易度はやや高めです。
資格取得をする方法(ルート)として、介護福祉士実務経験ルート、福祉系高校ルート、
養成施設ルートの3つがあります。
社会人が働きながら介護福祉士を目指すには、介護施設での実務経験3年以上と、
実務者研修を修了するという2つをクリアし、国家試験に合格する必要があります。

6.レクリエーション介護士

高齢者とのコミュニケーション能力、レクリエーションに関する知識、
その実行スキルを身につけられる資格です。
2014年9月よりレクリエーション介護士2級が設立、特別な制限はなく、
どなたでも資格取得が可能です。
その上の級で『レクリエーション介護士1級』資格もあります。

7.介護予防運動指導員

高齢者の方に対し筋力トレーニングや運動を通した身体ケアを行うためのスキルです。
この資格を取得すると、介護業界では差別化された人材になれる可能性が高まります。

8.福祉用具専門相談員

介護が必要な高齢者や障害者が公的介護保険で福祉用具を利用する際、本人や家族の希望に応じ、家庭環境や身体状況にあった福祉用具の選び方や使い方についてアドバイスをする専門職です。
指定居宅サービスとして福祉用具貸与事業を行う場合、各事業所に2名以上の専門相談員の配置義務が存在します。
厚生労働大臣が指定する講習会を受講すると取得可能です。

9.喀痰吸引等研修

「たんの吸引」と「経管栄養)」のケアを行う介護職員等を養成する研修です。
基本研修と実地研修の両方を修了すると、医師の指示や看護師との連携のもと「たんの吸引」「経管栄養」を実施する資格が手に入ります。
尚、喀痰吸引等研修は医療行為を行う対象者(不特定多数の方と特定の方)によって研修内容が変わります。
対象者に合わせて必要な研修が必要。

10.サービス提供責任者

訪問介護事業所に設置義務のある、介護サービス提供に関する責任者のことを指します。
一定の資格や研修課程を修了する事が求められるのが、このサービス提供責任者です。

介護の仕事に向いてるのはどんな人?

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介護職に向く人の7つの特徴をここでご紹介します。
自分は介護職に向いているかどうか、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

1.人と関わるのが好き

「人と関わるのが好き」な方は介護職に向きます。
周りのスタッフと連携して、ストレスなく良好な人間関係を築ける方は業務がしやすくなるでしょう。

2.気配りができる

細やかな配慮がうまい方は、介護職員に向いているといえます。
利用者様によっては、意思疎通が難しい方や、介護士に対し気持ちを伝えられない方も多いです。
入浴介助や排泄介助は、尊厳を傷つけられると感じる利用者様も。
相手の意思を尊重して介護を行う必要があります。

3.コミュニケーション能力が高い

コミュニケーションをとるのが好きな方は介護の仕事に向きます。
介護現場では会話はとても大切です。
話しやすい人だと、利用者さまとより良好な関係を築けるでしょう。

4.オンオフの切り替えが早い

気持ちを上手に切り替えられる人は、前向きな姿勢で業務に取り組め、介護職に向きます。
仕事とプライベートにメリハリをつけることが必要です。

5.明るくて元気

周囲を明るくするような人は、介護職員として求められます。
明るい人柄は相手に安心感を与えます。
心配に思う方はまず、挨拶から明るくするのが得策です。

6.責任感がある

介護職は人の命に関わる仕事。
責任感を持って働ける人は介護職員に向いています。
ミスをしたときはそれに対し向き合い、責任ある行動をすることが重要です。

7.夜勤や土日祝に仕事できる人

多くの介護施設で夜勤や土日祝の出勤が必要です。
土日祝に出勤できて平日休みでも問題ないと考える人は、介護職に向いていると言えま
す。
日勤・平日のみで働ける施設も。
仕事を探す際は、自分の適性に合う介護施設を選ぶとよいでしょう。

まとめ

求人まとめ女性

介護職の仕事内容は高齢者や障がいを持つ人々の日常生活支援や看護、心理的・社会的なサポートです。具体的な仕事内容はADLの支援、福祉活動の実施、健康管理、心理的・社会的なサポート、レポート作成などです。

給料は地域や施設によって異なりますが、経験や資格、勤務形態や時間帯、施設の規模や所在地などによって決まります。

介護職は人々の生活を支えるやりがいのある仕事ですが、同時に身体的・精神的な負担も伴います。給与の面だけでなく、自身の適性や意欲、労働環境についても慎重に考慮することが大切です。


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●白石竜次
・・・2022年Asteal株式会社に入社。SEOコンサルタント歴15年。「採用情報オウンドメディア『キャプテンリクルート』」のディレクション・サイト運営・SEO・ライティングを担当。

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